研究課題/領域番号 |
18K06573
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
齊藤 亜紀夫 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10339103)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ヨウ素 / 触媒 / メタルフリー / 複素環化合物 / アルキン / ピロール / インドール / 環化反応 / ピロリジン / フラン / 環化付加反応 / ピラン / 複素環 |
研究成果の概要 |
有機合成で汎用される金属触媒の問題点(希少性、毒性など)の解決法の一つとして、多彩な反応性を示しかつ毒性が低く安全な有機ヨウ素試薬を活用した合成法の開発が推し進められてきている。しかし、これらの合成法の多くは有機ヨウ素試薬と再酸化剤から触媒的に発生する超原子価ヨウ素種を利用した手法であり、適用できる合成法が限られている。本研究を通じて、再酸化剤を必要としないヨウ素触媒系などを利用して、新規かつメタルフリーな種々の複素環合成法の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヨウ素は国内で自給可能であり、豊富に存在する元素資源であるため、本研究における「ヨウ素試薬の新しい活用法」は、今後の環境調和型有機合成研究おいて有益な知見を提供し、ファインケミカルズとして実用化が可能であれば日本の産業界に与える影響は絶大である。さらに、本研究の標的化合物は生理活性物質などに見られる有用性や重要性の高い複素環化合物である点から、本研究は物質供給の面でも、医薬品化学などの他分野へ大きく貢献するであろう。
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