研究課題/領域番号 |
18K06579
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
山田 健一 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 教授 (00335184)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 不斉触媒 / 不斉触媒開発 / 有機分子触媒 / キラリティー伝播 / 遠隔位電子効果 |
研究成果の概要 |
すでに開発したキラルカルベン配位子の配位子設計概念を応用し、キラリティー伝播と遠隔位電子効果を設計基盤とする新規キラル有機分子触媒の創生を目的に研究を行なった。その結果、キラルチオウレア・キラルセレノウレア触媒の創生に成功した。また、本触媒に対する電子的チューニングと官能基導入によって、高い5-exo選択性とエナンチオ選択性でブロモラクトン化反応を進行させることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
以上の研究成果によって、研究代表者が不斉配位子において既に示した不斉伝播による反応制御の概念が有機分子触媒へも適用可能であることが示された。今後、本設計概念に基づく新たな有用触媒の開発が期待される。また、新規不斉触媒の開発によって、これまで困難であった分子変換が可能となった。本反応によって得られる分子群は、医薬品をはじめとする有用物質を創生するための合成原料としての利用が期待される。
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