研究課題/領域番号 |
18K06583
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
安藤 眞 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 助教 (00622599)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 有機化学 / 配位子 / 遷移金属触媒 / 錯体 / 含窒素複素環式カルベン / N-ヘテロ環状カルベン |
研究成果の概要 |
本研究では、金属触媒を高活性化する配位子として活用される含窒素複素環式カルベン(NHC)配位子の新たな設計指針として、活性中心から比較的遠い位置に存在する官能基を利用した反応性の精密制御、を確立することを目指した。我々が独自に開発したビシクロ骨格を備えたNHC配位子において、芳香環を備えることの重要性を見出すとともに、従来よりも広い範囲を考慮した立体環境の調節が触媒へ応用した際に重要であることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
金属を触媒として用いる際に金属塩の可溶化や触媒機能の調製に配位子は欠かせない存在である。主に配位子の立体的性質と金属に対する電子供与が触媒の機能に影響することが知られており、配位子を変えてこれらの性質を調節することが望む化学変換に対して高活性な金属触媒系を確立するために行われる。本研究では新たにビシクロ骨格を備えたNHC配位子を合成し、従来にない遠位の置換基を利用した新戦略の確立を目指し、より安定性や活性に優れた金属錯体を得るために必要な構造的要因を明らかとした。更なる検討によって新たな高活性金属触媒の開発につながるものと期待する。
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