研究課題/領域番号 |
18K06584
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
小西 英之 静岡県立大学, 薬学部, 准教授 (20565618)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 毒性ガス / 等価体 / 一酸化炭素 / 二酸化硫黄 / 安全 / 実用的 / 実用 / 触媒 |
研究成果の概要 |
化学反応により一酸化炭素や二酸化硫黄などの毒性ガスを生成することができる「毒性ガス等価体」を用いて、安全かつ簡便で信頼性の高い新規有機合成手法を確立するとともに、それらの創薬研究における応用可能性を拡大することができた。新規一酸化炭素等価体を用いる非対称ケトン合成法の開発や、二酸化硫黄等価体を用いる対称スルホンおよびスルフィド合成法の開発、さらには非常識とも言える開放系カルボニル化反応の開発などに成功し、有機合成化学における毒性ガス等価体のさらなる有用性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化学反応により毒性ガスを生成できる「毒性ガス等価体」の開発およびそれを用いる新規反応の開発を行い、モノづくりの根幹を成す有機合成化学において高い安全性と効率性、実用性を有する新たな合成手法を見出すことができた。これにより、互いに混じりにくい気体と溶液が関与する反応を、溶液中のみで行う反応へと転換して化学反応を行う、という新たな概念を実証した。さらに、非常識とも言える開放系カルボニル化反応などの開発を通して、この概念が創薬化学においても即戦力で利用できることを示した。本研究の成果は、毒性ガス等価体のさらなる有用性を示すとともに、有機合成化学や創薬研究の発展に新たな指針を与えるものである。
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