研究課題/領域番号 |
18K06587
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
鈴木 由美子 上智大学, 理工学部, 准教授 (20295546)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 蛍光プローブ / 蛍光団 / キナゾリン / シクロデキストリン / 超分子 / 蛍光センサー / アザクラウンエーテル / 分子認識 / 蛍光色素 |
研究成果の概要 |
本研究代表者が見出した、新規蛍光団・2-アミノキナゾリン誘導体の蛍光特性の解明とその応用利用を検討した。Gaussian 16を用いた理論計算による励起状態の解析を行った。ピリミジン部の2位にジピコリル基を導入した誘導体は、銅イオンに応答し、消光した。本金属錯体は、二リン酸、三リン酸類に応答し、蛍光の回復が観察されたが、モノリン酸類には応答しなかった。シクロデキストリンと組わせることで、ATPを選択的に多点認識することが分かった。溶液の液性に反応して、蛍光応答するキナゾリン類も発見した。キナゾリン環状の置換基の種類により、酸性で蛍光するもの、塩基性で蛍光するものを造り分けることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生命現象の解明や診断医療の革新に貢献すべく、蛍光バイオイメージングに応用可能な新規蛍光分子をデザインした。生命活動に欠かせないATPを選択的に蛍光検出する分子、および、環境の液性(酸性・アルカリ性)に応じて蛍光のON-OFF制御が可能な分子を開発した。本蛍光団は、既存の蛍光団と比較して分子が小さく、合成が容易で、高輝度であることから、ライフサイエンス分野での応用利用が期待される。
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