研究課題/領域番号 |
18K06607
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47020:薬系分析および物理化学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
関根 嘉香 東海大学, 理学部, 教授 (50328100)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 皮膚ガス / PATM / 化学物質 / 体臭 / ガスクロマトグラフィー / 室内環境 / 分析 / 皮膚 / 拡散濃度 / 嗅覚閾値 / skin gas / VOCs / dermal emission / indoor environment |
研究成果の概要 |
ヒト皮膚から放散される微量生体ガス(皮膚ガス)は体臭の原因となり、他者の快・不快感に影響することがある。一方、自分の皮膚ガスによって周囲の人がアレルギー様症状を発症すると主訴する人たちが存在する。このような現象・症状はPATM(People Allergic To Me)と呼ばれ、科学的・医学的には未解明であった。本研究では、PATM主訴者に特徴的な皮膚ガスの種類・放散量を明らかにすることを目的に、パッシブ・フラックス・サンプラー法による皮膚ガス測定を行った。その結果、PATM主訴者の皮膚ガス組成には健常者と異なる特徴があり、臭気を伴いながら他者に刺激を与える成分が存在することがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、PATMを主訴する人たちの皮膚ガス組成の特徴が明らかとなり、PATMと呼ばれる現象・症状は、物理・化学的に成立し得ることがわかった。本研究の成果は、これまで全く手つかずであったPATM症候群が科学的・医学的な研究対象になり得ることを示すものであり、PATMによって社会生活に支障をきたしている人たちの問題解決の糸口になることが期待される。
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