研究課題/領域番号 |
18K06618
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47020:薬系分析および物理化学関連
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研究機関 | 崇城大学 |
研究代表者 |
庵原 大輔 崇城大学, 薬学部, 准教授 (40454954)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ナノ粒子 / フラーレン / 刺激応答性ヒドロゲル / ナノコンポジットゲル / グラフェン / シクロデキストリン / 近赤外光応答性 / 刺激応答性 |
研究成果の概要 |
本研究では、次世代医療に貢献する新規ヒドロゲルの創製を企図して、疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HM-HPMC)とシクロデキストリン(CD)との相互作用に基づいた新規温度応答性ゾル-ゲル変換システムを構築し、製剤への応用を検討した。また、HM-HPMC/CD ゲルの温度応答性およびグラフェンの近赤外光吸収性を利用した物理架橋型ナノコンポジットゲルを調製し、近赤外光に応答して生体内で速やかにゲル化するヒドロゲルを調製した。さらに、フラーレンナノ粒子に高分子鎖を架橋した化学結合型ナノコンポジットゲルを調製し、その物性・架橋構造・機能性などを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、ヒドロゲルの臨床使用は点眼剤や軟膏基剤などの外用剤に限定されており、さらなる医療の発展のためには、従来のヒドロゲルの欠点を克服した次世代型ゲル素材の開発が必要不可欠である。カーボンナノ粒子やCDと機能性高分子の相互作用を利用することで従来のゲルにはない柔軟性・膨潤能・強度・刺激応答性を有する次世代型ヒドロゲルが創製可能なことが明らかとなった。本研究で構築したカーボンナノコンポジットゲルはバイオ医薬品のみならず細胞治療や再生医療などの次世代医療の発展に大きく貢献するものと考えられる。
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