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次世代HIV治療戦略構築への展開を目指したNER機構解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K06628
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

高宗 暢暁  熊本大学, 熊本創生推進機構, 准教授 (60322749)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードNef / CLK / HIV / HIV-1
研究成果の概要

本研究では、HIV-1 の病原性因子NefのmRNAの5'UTR に存在する Nef 発現に重要な領域について詳細を調べた。NER と名付けたその領域にはSR タンパク質結合配列として知られる 2 つのヌクレオチド配列が存在し、これらが効率的な Nef 発現に特に重要であることを見出した。またNER は効率的な nef mRNA の核外輸送と関連し、またリン酸化タンパク質CLKが関与していた。まとめると、CLK-SRタンパク質-NER 内のSR結合配列の3者が、nef mRNAの核外輸送機構を介して効率的な Nef 発現に重要な役割を果たしていることが明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

NefのmRNAは700ヌクレオチド以上ある比較的長い5’UTRを持つが、本研究により、これまでに知られていなかったNef発現に重要な機構の一端を明らかにすることができた。この機構はNef発現抑制のための新しい標的となる可能性がある。Nef発現の抑制はHIV-1感染細胞の免疫による排除を亢進させることにつながる可能性があり、治癒を目指したHIV感染症の新たな治療戦略構築につながることが期待される。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-12-28  

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