研究課題/領域番号 |
18K06632
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
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研究機関 | 東京理科大学 (2020) 横浜薬科大学 (2019) 慶應義塾大学 (2018) |
研究代表者 |
野口 耕司 東京理科大学, 薬学部薬学科, 教授 (80291136)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | AKT / 細胞分裂 / キナーゼ / リン酸化 / がん / 染色体分配 / 異数体性 / 染色体 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、染色体分配不安定性とその制御メカニズムにおけるがん関連キナーゼAKTの役割を明らかにすることを目的とした。細胞分裂中期において、AKT1とAKT3はセントラルスピンドルのAurora kinaseに一部オーバラップするような局在を示すこと、AKT阻害剤を処理すると染色体分裂に働くチューブリンスピンドルが多極化することを見出した。さらに、AKTの新規標的分子候補としてKIF23を見出した。AKTによるKIF23のリン酸化は、KIF23の細胞分裂時のミッドボディへの局在に関与することが明らかになり、細胞分裂メカニズムにAKT3が機能することが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞分裂不全などで生じた核の多倍数化細胞や異数体性の細胞は最終的に細胞死を起こすが、なぜ異数体性がん細胞が無限増殖できるのかという点については未解明である。本研究で、異数体性がん細胞における染色体不安定性の動的制御機構においてがん関連キナーゼのAKTが関与するメカニズムが解明できれば、新しいがん治療戦略の開発にも貢献できると期待される。
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