研究課題/領域番号 |
18K06641
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
神野 透人 名城大学, 薬学部, 教授 (10179096)
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研究分担者 |
香川 聡子 横浜薬科大学, 薬学部, 教授 (40188313)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 侵害刺激 / TRPA1 / 種差 / ケイ皮酸エステル類 / 侵害受容体 / フェルラ酸エステル類 / TRPチャネル / ゲノム編集 / 消化管ホルモン |
研究成果の概要 |
本研究では、3つの活性システインをセリンに置換した変異体ならびにN-末端領域、膜貫通領域1-4、膜貫通領域5-6およびC-末端領域をヒトとマウスの間で相互に入れ替えたキメラTRPA1を発現する細胞株を樹立し、ケイ皮酸エステル類によるTRPA1活性化について、ヒトとマウスの間での種差および活性化機構について検討した。 その結果、ケイ皮酸エステル類のうち、EC50値に~4倍の種差が認められる化合物については、活性システイン残基を介した共有結合による活性化とリガンドとしての活性化の混合型の活性化機構を有すること、リガンドとしての相互作用は主に膜貫通領域1-4によるものであることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
TRPA1は寒冷刺激の他に、さまざまな化学物質によって活性化される侵害受容体である。一般に、化学物質の安全性は主にげっ歯類を用いる動物実験によって評価され、安全係数の導入によってヒトに外挿されることを考慮すると、両者の間の種差は、リスク評価の妥当性に影響を及ぼす重要な因子であるといえる。本研究で得られた知見は、TRPA1が関与する生体影響に関して、げっ歯類モデルを用いるリスク評価に限界があることを示している。
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