研究課題/領域番号 |
18K06648
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
長谷川 顕子 (山路顕子) 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, 専任研究員 (20332314)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 脂質解析プローブ / 生体膜 / グルコース化脂質 |
研究成果の概要 |
いくつかの病態との関連が指摘されているグルコース化脂質について、効率的で汎用性のある解析プローブを得るためのスクリーニングを行った。その過程で、ある細胞内蛋白質が、グルコース化脂質とは異なる脂質分子種に特異的に結合することを見出した。その標的脂質は、代謝機構や細胞内動態が未解明の新規生理活性脂質であることから、これについて解析を進めた。今後、この蛋白質をプローブとして活用することにより、標的脂質が関与する生理的・病理的現象の分子機構の解明が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で特異的結合蛋白質を見出した標的脂質は、さまざまな生理的・病理的現象に関与する生理活性脂質である可能性が指摘されている。しかし、その合成・代謝経路はごく一部しか明らかになっていないうえに、生体内では極微量成分であることから、効率的で汎用性のある解析手段に乏しく、この脂質の生理機能への関与の作用機序は不明である。本研究の成果は、この脂質の機能解析に有用であり、関連する各種疾患の理解や克服につながることが期待できる。
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