研究課題/領域番号 |
18K06665
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
井上 浄 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任准教授 (00433714)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 自己免疫疾患 / SPA-1 / NKT細胞 / 辺縁帯B細胞 / Notch |
研究成果の概要 |
自己免疫疾患は免疫寛容の破綻により引き起こされる疾患の総称であり、発症の原因が未だ不明なものが多く難治指定されている疾患も多い。これまでに、Small Gタンパクの1つであるRap1の活性制御に関わるSPA-1遺伝子を欠損するマウス(SPA-1 KOマウス)が自己免疫疾患を発症することを明らかにしてきた。本研究では、NKT/MZ-B細胞バランスの変化が自己抗体価の上昇と関連することを明らかにし、また特にNKT1細胞とMZ-B細胞でSPA-1の発現が高いことを明らかにした。また、NKT細胞とMZ-B細胞の分化に重要なNotchシグナルとの関連が強く示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自己免疫疾患の原因の一つとして、Rapシグナルの異常によるNKT/MZ-B細胞バランスの不均衡というこれまでにない知見が得られた。またNKT細胞やMZ-B細胞でSPA-1が高発現していること、分化段階から発現が上昇していることが初めて明らかとなり、今後のNKT細胞、B細胞研究において重要な分化制御因子として多くの研究の対象となり得る。自己免疫疾患に対する分子標的としても有望であり、今後さらなる研究が期待される。
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