研究課題/領域番号 |
18K06673
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
西田 健太朗 摂南大学, 薬学部, 准教授 (20533805)
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研究分担者 |
長澤 一樹 京都薬科大学, 薬学部, 教授 (30228001)
大石 晃弘 京都薬科大学, 薬学部, 助教 (70780089)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 微量元素 / 必須微量元素 / 味覚 / 味細胞 / 亜鉛 |
研究成果の概要 |
本研究では、ラット有郭乳頭の味細胞における亜鉛の局在および亜鉛トランスポータ ZnT3の発現局在を明らかにした。さらに、亜鉛バイオセンサーによる高感度亜鉛検出系を確立し、単離味細胞からの亜鉛放出性を検討した。その結果、味刺激によって味細胞から亜鉛が放出されることが示され、味蕾における生体内亜鉛が新たな生理的役割を担う可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
味細胞から細胞間隙に放出される亜鉛は、味細胞の機能維持や味細胞から知覚神経終末へのシグナル伝達に何らかの影響を及ぼしている可能性が示唆された。本研究成果は、これまで考えられてきた味蕾における亜鉛が味細胞の分化・増殖に関わることのみならず、味細胞間及び味細胞-神経終末間に放出されることで、情報伝達機構において新たな生理的役割を担う可能性が考えられた。 本研究は、味刺激により味細胞から亜鉛が放出されることを初めて示した研究成果であり、未だ不明な点が多く残されている味覚の情報伝達経路の解明の一助になると考えられた。
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