研究課題/領域番号 |
18K06692
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47040:薬理学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
天ヶ瀬 紀久子 立命館大学, 薬学部, 准教授 (60278447)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | グルタミン酸 / 小腸炎 / 抗がん剤 / ポリグルタミン酸 / 大腸炎 |
研究成果の概要 |
がん化学療法剤による下痢の重篤化や体重減少、組織学的に小腸絨毛の短縮や腺窩の破壊を特徴とする腸炎に対する予防・治療法の確立を目指した研究である。食事から摂取でき、また生体内でも合成されるグルタミン酸が、抗がん剤により増加する炎症性サイトカインの発現を抑制し、また小腸粘膜組織における炎症の予防に有用である可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非必須アミノ酸のグルタミン酸は、生体内でも合成され、神経伝達などに関与していることが知られている。消化管粘膜の機能調節・維持にグルタミン酸は関与しているものと考えられている。グルタミン酸が大腸において細菌叢バランスを是正すること、またポリグルタミン酸(グルタミン酸のポリマー)の摂取により、善玉菌が増えるという知見もあり、グルタミン酸の消化管における役割の解明は、消化管疾患の治療に応用する新たな可能性を提案するものである。
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