研究課題/領域番号 |
18K06696
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47040:薬理学関連
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研究機関 | 愛知県医療療育総合センター発達障害研究所 |
研究代表者 |
鈴木 康予 愛知県医療療育総合センター発達障害研究所, 遺伝子医療研究部, 主任研究員 (60416188)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 過成長症候群 / PROS / PIK3CA / メトホルミン / 体細胞モザイク変異 / 体細胞モザイク変 / PI3K / PI3K / mTOR / PROS |
研究成果の概要 |
PIK3CA-related overgrowth spectrum (PROS) は近年提唱された疾患概念で、PIK3CAの活性化変異で発症し、出生時より皮下脂肪や下肢などに肥大が認められる過成長症候群である。我々は、メトホルミンがPROS患者由来の皮膚線維芽細胞の増殖を選択的に抑制することを初めて明らかにした。メトホルミンは小児に発症するPROSの有効な治療薬と考えられるが、その作用機序は不明である。そこで、本研究ではメトホルミンの作用機序を明らかにするため、PROS患者と同じくPIK3CA遺伝子にc.3140A>G変異を有する細胞を用いて生化学的および分子生物学的な解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、我々が発見した「PIK3CAの活性化変異を有する細胞の増殖を選択的に抑制するメトホルミンの作用」という、これまでにない新しい観点から行った研究である。細胞内のシグナル伝達や代謝に及ぼすメトホルミンの作用には、未だ不明な点が多い。本研究により、メトホルミンの新たな作用機序を明らかにすることは、PROSの病態に関する新たな知見が得られるだけでなく、治療につながる可能性が高い。
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