研究課題/領域番号 |
18K06706
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47040:薬理学関連
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研究機関 | 星薬科大学 |
研究代表者 |
酒井 寛泰 星薬科大学, 薬学部, 准教授 (00328923)
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研究分担者 |
山田 岳史 日本医科大学, 医学部, 准教授 (50307948)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | シスプラチン / 副作用 / 筋萎縮 / miRNA / 骨格筋萎縮 / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
シスプラチン誘発筋萎縮マウスにおいて骨格筋および血漿中でmir-5129-5pがともに発現増加されることを網羅的解析により明らかにしたが、種差により患者のサンプルを用いた応用研究にまで至れなかった。一方、シスプラチン誘発筋萎縮時に骨格筋でIGF-1をターゲットとするmir-29-3pファミリーの発現増加とIGF-1発現が減少し、タンパク質合成経路が抑制されていることを明らかにした。さらに、IGF-1を補充することで筋萎縮が抑制されることを明らかにした。以上より、骨格筋中のmir-29-3pファミリーの発現増加はシスプラチンによる筋萎縮時の診断マーカーになり得ることが示唆できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん患者において進行性の骨格筋萎縮は予後予測因子となる。がん闘病中患者のこの骨格筋萎縮に対し、「簡便な診断マーカーにて、筋萎縮をより早く診断できるか」、「どう筋量を維持するか」が、臨床上の重要な課題である。そこで本申請では、シスプラチンの筋萎縮発症におけるバイオ(診断)マーカーを新たな視点である miRNA にて探索し、さらには筋萎縮の発症機序の解明を試みた結果、骨格筋中のmir-29-3pファミリーの発現増加はシスプラチンによる筋萎縮時の診断マーカーになり得ることが示唆できた。
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