研究課題/領域番号 |
18K06709
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47040:薬理学関連
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
高井 真司 大阪医科大学, 医学研究科, 教授 (80288703)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | キマーゼ / 核酸製剤 / 阻害薬 / 心筋梗塞 / 心不全 / ハムスター / 心機能 / 線維化 / 生存率 / 炎症 |
研究成果の概要 |
キマーゼを特異的に阻害する新規の核酸製剤の心筋梗塞後の心不全に対する効果を検討した。心筋梗塞後に心臓キマーゼ活性は有意に上昇したが、核酸製剤は有意に抑制した。心筋梗塞後に増加した心臓のキマーゼ、TGF-βおよびコラーゲンのmRNAレベルは核酸製剤により有意に低下した。心筋梗塞後に低下した心機能も核酸製剤により有意に改善し、死亡率も有意に低下した。キマーゼ特異的阻害核酸製剤が心筋梗塞後の心不全予防に有用であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心筋梗塞を起こした患者は、心筋梗塞後に心不全に陥っていくが、特異的にキマーゼを阻害する核酸製剤が心筋梗塞直後からの投与でその進行を予防することを示した。この核酸製剤のキマーゼに対する特異性は既存の低分子キマーゼ阻害薬よりも極めて高く、低濃度でも有用であった。核酸製剤は、心筋梗塞後の心不全予防において新しい治療戦略になる可能性を示した。
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