研究課題/領域番号 |
18K06724
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
小池 一男 東邦大学, 薬学部, 教授 (30130363)
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研究分担者 |
李 巍 東邦大学, 薬学部, 准教授 (90328633)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 認知症 / BPSD / 漢方薬 / 抗酸化 / 駆お血剤 |
研究成果の概要 |
認知症は記憶障害や見当識障害などの中核症状を示す一方、周辺症状として幻覚、妄想、抑うつ、せん妄、興奮、不安、徘徊、攻撃的言動など多彩な行動・心理症状(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia:BPSD)が認められる。本研究は、スコポラミン誘発記憶障害モデルマウスにおける五苓散の記憶障害改善作用およびBPSDに対する効果について検討した。また、体内の酸化ストレス亢進が認知症の発症を促進することから、医療用漢方製剤のin vitroおよびin vivo抗酸化作用の評価を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代社会は急速な高齢化を迎え、認知症罹患者数は増加の一途を辿っている。認知症は記憶障害や見当識障害などの中核症状の他に幻覚、抑うつ、興奮などの周辺症状を伴う。これらの症状は認知症患者の生活の質を著しく低下させることから、有効的な治療法の開発は社会的要請といえる。そこで本研究は、漢方薬の認知症の中核症状および周辺症状に対する有用性を基礎科学的観点から明らかにすることで、認知症の発症予防および治療に対する新たな知見を示せたと考える。
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