研究課題/領域番号 |
18K06732
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
濱田 季之 鹿児島大学, 理工学域理学系, 准教授 (40321799)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 成人T細胞白血病 / 抗がん剤 / 植物 / 海綿 / 海藻 / ソフトコーラル / 薬用植物 / 紅藻 / 天然物化学 / 海洋無脊椎動物 |
研究成果の概要 |
難治性疾患のひとつである成人T細胞白血病(ATL)の治療のために、これまでの抗がん剤と異なる作用メカニズムで、かつ薬剤耐性を克服しうる新規抗がん剤の開発が求められている。我々が開発した新規抗がん剤候補化合物ヒプトシドの探索過程で用いた手法を用いて、国内産およびマレーシア産の水圏生物や植物の中からATLに対する新規リード化合物を探索した。 その結果、ヒプトシドとは異なる炭素骨格を有する41種の抗ATL化合物を単離し、主に核磁気共鳴(NMR)分光法を用いて化学構造を明らかにした。そのうち、8種類が新規化合物であり、今後、構造活性相関研究や作用機序を明らかにしていく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ATLは国内のみでなく、東南アジア、北米、中南米、オセアニア、アフリカにも感染者が分布しており、患者数は依然として増え続けている。一方、この難病に対する治療法の開発は、最近になって日本で本腰を入れて研究を進められているが、国外ではほとんど進んでいない。 本研究によって、ATLのみならず、多くの癌の治療方法が改善されること、また、多剤耐性を克服しうる多くの薬剤が開発されることを期待する。
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