研究課題/領域番号 |
18K06733
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
浅見 行弘 北里大学, 感染制御科学府, 教授 (70391844)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 生物活性物質 / 微生物薬品学 / 生物有機化学 / 天然物化学 / 抗生物質 / ケミカルバイオロジー / 有機合成化学 / 薬剤耐性因子 / 微生物培養液 / スクリーニング / メロペネム / 耐性克服活性 / メタロ-β-ラクタマーゼ / 天然活性物質 |
研究成果の概要 |
薬剤耐性(AMR)の要因の一つであるIMP型メタロ-β-ラクタマーゼ(MBL)阻害物質のスクリーニングを簡便に行う方法を構築して、微生物培養液からのスクリーニングを実施した。MBL阻害物質の一つとして、3Z,5E-Octa-3,5-diene-1,3,4-tricarboxylic acid 3,4-anhydride (ODTAA)の誘導体合成ならびにその活性評価を連携研究者らと実施した。得られた活性物質については、各種検定菌によるMEPM耐性克服活性、IMP型MBL阻害活性の詳細な検討およびMEPM併用時におけるMEPM耐性菌の抗菌スペクトルを評価した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2014年、我が国を含むWHO加盟国によって薬剤耐性(AMR)対策アクションプランが制定された。また、我が国において薬剤耐性菌株を調べた結果、薬剤耐性の要因の一つとして国内で主流であるIMP-1型メタロ-β-ラクタマーゼの遺伝子が確認されている。このような国内外の背景から、現在、特に米国で精力的に薬剤耐性を克服する新規薬剤の研究開発が行われ始めているが、微生物培養液由来の天然活性成分からメタロ-β-ラクタマーゼ阻害剤を研究開発する例は少ない。したがって、新たな天然活性物質を発掘し、それをもとにメタロ-β-ラクタマーゼ阻害剤の創製を目指す研究は、社会的意義のある研究であると期待できる。
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