研究課題/領域番号 |
18K06747
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
津田 真弘 京都大学, 薬学研究科, 講師 (10726813)
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研究分担者 |
山下 富義 京都大学, 薬学研究科, 教授 (30243041)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 抗HIV薬 / インテグラーゼ阻害薬 / トランスポーター / BCRP / P-gp / 血液脳関門 / HIV関連神経認知障害 / 有害事象自発報告データベース / 脂溶性 / 脳移行 / トランスポータ / HAND |
研究成果の概要 |
本研究では、抗HIV薬の一種であるインテグラーゼ阻害薬の脳内移行過程における薬物排出トランスポーターの関わりを明らかにすることを目指した。ドルテグラビル、ビクテグラビルが薬物排出トランスポーターBCRPの基質となり、ラルテグラビルがBCRPによって輸送される傾向にあることを示した。マウスを用いた体内動態実験により、ドルテグラビルおよびラルテグラビルの脳内移行に対し、P-gpおよびBCRPを介した薬物輸送が関与していることを明らかにした。これらの知見はHIV感染症の精神神経系有害事象を回避するための有用な情報となると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HIVによる神経毒性を原因とするHIV関連神経認知障害(HAND)は、HIV感染患者の生存率の改善に伴い問題となってきている重大な合併症である。HANDの治療や予防において抗HIV薬の脳内への移行性が重要と言われている。本研究で得られた成果は、HIV治療のキードラッグであるインテグラーゼ阻害薬の脳内移行性を評価したものであり、HANDの発症抑制に有効な薬物選択法の構築に貢献するものである。
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