研究課題/領域番号 |
18K06749
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
湯元 良子 広島大学, 医系科学研究科(薬), 准教授 (70379915)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 薬剤誘発性肺線維症 / 上皮間葉転換(EMT) / 肺胞上皮Ⅱ型細胞 / 細胞周期の停止 / 細胞外分泌因子(PAI-1) / 肺線維症モデル動物 / 薬剤性肺線維症 / 上皮間葉転換 / 細胞外分泌因子 / PAI-1 / 肺胞上皮細胞 / ERストレス / ATF3/4 / 薬学 / 薬剤性肺障害 / 細胞周期停止 / サイトカイン / TGF-β1 / 上皮間葉転換 (EMT) / 細胞内経路 |
研究成果の概要 |
メトトレキサート (MTX)など臨床で用いられる薬剤の中には肺障害を誘発するものが多い。近年、肺線維症の主たる原因の一つとして、肺胞上皮Ⅱ型細胞が筋線維芽細胞へと形質転換する上皮間葉転換 (EMT) の関与が注目されているが、薬剤誘発性肺線維症の発症機構を細胞・分子レベルで解析した報告は乏しい。 本研究ではヒト由来培養肺胞上皮細胞A549を用いて薬剤誘発性肺線維症誘発の分子機構について解析し、MTX誘発性EMTには細胞周期の停止、TGF-βシグナル経路を介したATF3の発現上昇、PAI-1の分泌増加およびuPARとの相互作用が関与している可能性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬剤性肺障害のうち、肺線維症は非常に重篤な障害であるが、その発症機構を細胞・分子レベルで解析した報告は乏しく、また有効な予防方法・治療方法はない。 本研究では薬剤誘発性EMTによる肺線維症に関わる分子機構を細胞内経路、細胞外経路の両面から解明することによって、肺線維症に対する新たな予防法や治療戦略を考案し得るところに学術的・社会的意義があると考える。
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