研究課題/領域番号 |
18K06751
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
|
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
東 大志 熊本大学, 大学院先導機構, 准教授 (20613409)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | シクロデキストリン / 抗癌剤 / 超分子 / ポリロタキサン / ポリカテナン / がん / 癌 / 超分子薬学 / 超分子化学 |
研究成果の概要 |
近年、複数の環状分子を軸分子に閉じ込めたインターロック超分子が注目を集めている。複数の環状分子の穴に軸分子を貫通させた化合物 (ポリ擬ロタキサン) の両末端に嵩高いキャップ分子を結合させたものをポリロタキサンといい、ポリ擬ロタキサンの両末端を接合して環化させたものをポリカテナンと呼ぶ。本研究課題ではこれらインターロック超分子を抗癌剤として応用する研究を実施した。環状分子にシクロデキストリンを用いてインターロック分子を構築した結果、シクロデキストリン単体よりも優れた抗癌活性を示すことを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、医薬品候補化合物が低分子化合物からタンパク質や抗体のような高分子にシフトしている。また、遺伝子、機能性核酸および細胞を用いた治療も台頭している。本研究では、超分子が抗癌剤として機能する知見が得られ、上記医薬品の推移のメインストリームとは異なる視座から新たな医薬品を創出したものであると考える。したがって本研究成果は、新しい医薬品化合物を創出するための基礎資料になり得ると考える。
|