研究課題/領域番号 |
18K06757
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 東邦大学 (2020) 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター) (2018-2019) |
研究代表者 |
藤本 愛 東邦大学, 医学部, 助教 (10468712)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | レバミピド局注液 / 食道ESD / 食道狭窄 / 内視鏡的粘膜下層剥離術 / 食道狭窄予防 / 線維化抑制 / ESD潰瘍治癒 / 内視鏡治療 / 粘膜下層局注液 / 食道内視鏡治療 / 狭窄予防効果 |
研究成果の概要 |
ブタの食道で、広範なESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を行った。2%レバミピド液を局注剤として用いてESDを作成した群は、生理食塩水を用いて作成した群と比較して、作成後7日目、14日目、21日目における内視鏡観察でわかる明瞭な狭窄予防効果は見られなかった。しかし、摘出した食道の病理評価では、レバミピド液を用いた群は線維化が抑制されていた。また、レバミピド局注液を用いたESDは安全性に問題は認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多くの食道癌はESDにより切除され、根治できるようになった。ESDは体表に傷もつかず、患者に低侵襲な内視鏡治療であるが、広範な食道癌をESDで切除すると、ESD後潰瘍が治癒する過程で狭窄を来し、癌は治ったものの、狭窄のために食事摂取できない状況となってしまう問題が残されており、現在有効な解決策はない。2%レバミピド液はESD後治癒過程で線維化を抑制することからESD後狭窄予防効果が期待される。2%レバミピド液をESDの時に粘膜下層への局注剤として使用することでESD後狭窄を予防できるか検証することは意義があると考えた。
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