研究課題/領域番号 |
18K06765
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 京都薬科大学 |
研究代表者 |
伊藤 由佳子 京都薬科大学, 薬学部, 講師 (30278444)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 膵癌 / リキッドバイオプシー / PK/PD / 血中循環腫瘍細胞 / CTC / circulating tumor cell / 癌化学療法 / PK-PD / 同所移植 / すい臓がん / FOLFIRINOX / PK/PD / 膵癌化学療法 |
研究成果の概要 |
膵癌は、近年FOLFIRINOX 療法と GEM+nabPTX 療法の開発によりOSが約10か月程度に改善された。しかしながら未だ死亡率は高く、化学療法レジメンの改善が求められている。一方、リキッドバイオプシーによって血液中循環腫瘍細胞(CTC: circulating tumor cell)が癌の予後予測バイオマーカーとして期待されているが、膵癌化学療法への活用法は未確立である。本課題ではヒト膵癌由来SUIT-2細胞を移植した膵癌モデルマウスに対する治療を行い、CTCと血中抗がん剤体内動態および抗腫瘍効果に関するPK/PDモデルにもとづいた膵癌化学療法の治療最適化システム構築を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
予後不良の癌として膵癌は、この10年で平均生存期間が延長されたものの未だ死亡率の高い癌であり、化学療法の効果的活用と新規化学療法の確立が未達成である。一方で癌の診断技術の進歩によって血中循環腫瘍細胞(CTC)の存在が明らかとなり、血液循環を通じて転移巣へと進展することが認められてきた。すなわち、採血という非侵襲的生検によるCTC検出を用いた転移抑制のためのバイオマーカーとしての役割に注目が集まっている。本課題ではCTCという新規バイオマーカーを薬物動態学的解析に導入することで膵癌化学療法の予後改善のための方法論提案を目的として、新規手法の試みによる社会貢献を目指している。。
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