研究課題/領域番号 |
18K06768
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 大阪薬科大学 |
研究代表者 |
細畑 圭子 大阪薬科大学, 薬学部, 准教授 (10547962)
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研究分担者 |
高井 真司 大阪医科大学, 医学研究科, 教授 (80288703)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | バイオマーカ- / 食塩感受性高血圧 / 慢性腎臓病 / Dahl salt-sensitive rat / 臨床研究 / 非侵襲性 / 慢性腎臓病(CKD) / 尿細管障害 / バイオマーカー / 尿細管 / 食塩過剰摂取 / 高血圧 / 基礎研究 / 腎障害 / 食塩 / 腎線維化 |
研究成果の概要 |
本研究では、尿中vanin-1と腎硬化症の発症進展との関連について検討した。基礎研究では、Dahl salt-sensitive ratへの高食塩負荷により血圧上昇、組織学的な尿細管障害が認められ、腎MDAおよび尿中vanin-1が有意に高値を示すも、その上昇はテンポールおよびエプレレノンにより有意に抑制された。高血圧患者を対象とした臨床研究では、尿中vanin-1はeGFR < 60 mL/min per 1.73 m2を呈する患者の方が、eGFR≧60 mL/min per 1.73 m2を呈する患者よりも有意に高値を示した。随時尿に基づく食塩排泄量推定値は2群間で有意差はなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食塩感受性高血圧における尿細管障害の進展にROS活性を介したvanin-1の関与が明らかになった。一方、高血圧患者から採取された随時尿を用いた食塩排泄量推定値はCKDとの関連を認めなかったが、尿中vanin-1はCKDと関連することを明らかにした。本研究は新規バイオマーカーの萌芽研究として一定の意義を有するものと考える。
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