研究課題/領域番号 |
18K06789
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
頭金 正博 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 教授 (00270629)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | レセプトデータベース / スタチン / 経皮的冠動脈形成術 / 虚血性心疾患 / レセプトデータ / ナショナルレセプトデータベース / 周術期 / 術後せん妄 / 副作用リスク要因 / 麻酔薬 / 2型糖尿病医療薬 / リアルワールドデータ / 有効性 / 副作用 |
研究成果の概要 |
ナショナルレセプトデータベース(NDB)を用いて,経皮的冠動脈形成術(PCI)施行患者における周術期スタチン使用と術後の心血管イベントとの関連を評価することを目的とした.狭心症等を原疾患としてPCIを受けた患者を対象とし,術前7日以内にスタチン処方の記録がある患者を曝露群,術前7日以内にスタチン処方の記録がない患者を非曝露群として術後虚血性心疾患(IHD)発症,術後死亡等の発生率を比較した.その結果,曝露群において,狭心症患者では術後のIHDの発症リスクの低下が認められ,心筋梗塞患者では死亡率の低下が認められた.以上から,PCI施行前のスタチン投与は患者の予後の向上に有益であると考えられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,日本の保険診療情報を網羅したNDBを用いて,PCI施行患者における術前スタチン投与の有用性を評価した.スタチン曝露群において,狭心症患者では術後のIHD及び心房細動の発症リスクの低下が認められ,心筋梗塞患者では死亡率の低下が認められたことから,PCI施行前のスタチン投与は患者の予後の向上に有益であると考えられる.
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