研究課題/領域番号 |
18K06792
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 医療創生大学 |
研究代表者 |
村田 和子 医療創生大学, 薬学部, 教授 (20137631)
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研究分担者 |
佐藤 陽 医療創生大学, 薬学部, 准教授 (20458235)
田島 裕久 医療創生大学, 薬学部, 准教授 (50306833)
江藤 忠洋 医療創生大学, 薬学部, 准教授 (10458234)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ユビキチン / タンパク質分解 / 小胞輸送 / STAM1 / 高次機能 / 認知症 / モデルマウス |
研究実績の概要 |
【目的】認知症であるアルツハイマー病では、神経細胞内にユビキチン化タンパク質の蓄積が認められることにより、タンパク質ユビキチン化修飾と神経変性疾患発症との因果関係が注目されている。小胞輸送タンパク質の一つであるSTAM1分子は、in vitroにおいてはユビキチン化されたタンパク質の輸送ならびにリソソーム分解に関与する。そして、STAM1分子を欠損したマウスにおいては、大脳の海馬CA3領域が加齢に伴い脱落することが報告されている。そこで、本研究においては、STAM1分子の高次機能における役割について明らかにする。 【結果】野生型マウスならびにSTAM1欠損マウスを用いて行動解析を行ったところ、Prepulse inhibition (PPI)反応ならびにSocial interaction test(SIT)反応では、野生型マウスとSTAM1欠損マウスでは有意な差はみられなかった。一方、Rota-Rod testでは、STAM1欠損マウスは野生型マウスに比較してDrop frequency が増加していた。また、高架式十字迷路反応ならびに明暗ボックス反応では、STAM1欠損マウスは野生型マウスに比較して反応の増加が見られた。以上の結果から、STAM1は不安や衝動性において重要な働きをしている可能性が示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
行動薬理学的解析は予定通り進んでいるが、病理組織学的解析は現在進行中である。しかしながら、世界的なコロナ感染拡大により輸入試薬などが入手困難な状況に置かれているため、研究を進めることが出来ず当初の予定より遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度は、治療薬を用いた行動解析に加え、脳組織の病理学的変化について解析を行う。野生型マウスとSTAM1欠損マウスを用いて、免疫組織学的手法により経時的に脳の病理組織学的変化について検討する。
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