研究課題/領域番号 |
18K06804
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 京都薬科大学 |
研究代表者 |
栄田 敏之 京都薬科大学, 薬学部, 教授 (00304098)
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研究分担者 |
西口 工司 京都薬科大学, 薬学部, 教授 (80379437)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | SGLT2阻害剤 / 重篤な皮膚障害 / ipragliflozin / 皮膚組織移行性 / ヒト角化細胞・繊維芽細胞3次元培養系 / STAT3 / SGLT2 阻害剤 / ヒト角化細胞・繊維芽細胞3 次元培養系 / SGLT2 阻害薬 / 副作用 / 皮膚障害 / 皮膚組織滞留性 |
研究成果の概要 |
糖尿病治療薬であるNa+/グルコース共輸送担体2(SGLT2)阻害剤については、ipragliflozinに特異的な重篤な皮膚障害が問題となっている。本研究では、ヒト正常皮膚角化細胞と繊維芽細胞からなる再構築モデルにおいて、ipragliflozin特異的にcytokine pathwayが変動することを見出した。角化細胞のみ、繊維芽細胞のみからなる系ではipragliflozin特有の現象を認めなかったことから、多様な細胞間のinteractionが重要であると推察できた。また、ipragliflozinに特異的な角化細胞への濃縮的な移行も見出し、これも関与しているものと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、SGLT2 阻害剤の適正使用、具体的には、どのSGLT2 阻害剤で重篤な皮膚障害が起こりやすいかに関して情報を提供し、糖尿病の治療における問題の解決の一助となるものであるが、将来的にも、医薬品による重篤な皮膚障害の発症メカニズムの解明並びに予防/治療方法の探索に有用な情報を与えるものである。
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