研究課題/領域番号 |
18K06816
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48010:解剖学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
松崎 利行 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30334113)
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研究分担者 |
向後 寛 群馬大学, 大学院医学系研究科, 講師 (20282387)
向後 晶子 群馬大学, 大学院医学系研究科, 講師 (20340242)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | アクアポリン11 / 腎嚢胞 / 精巣 / 小腸 / ノックアウトマウス / 免疫組織化学 / in situハイブリダイゼーション / 精子 / 精子特異的ノックアウト / 尿細管 |
研究成果の概要 |
精子細胞に発現するAQP11を特異的にノックアウトするマウスを作製し、解析した。妊孕性は野生型と比較して差がなく、精巣の組織にも変化が認められなかった。しかし、作製したマウスではAQP11遺伝子が破壊される時期が遅かったために、AQP11タンパク質の発現が起こっていたことが判明した。 腎臓でのAQP11の電顕レベルでの局在や全身発現を明らかにする目的で、モノクローナル抗体の作製を試みたが、陽性クローンを得ることができなかった。RNAscopeによるin situハイブリダイゼーションをおこなったところ、小腸の上皮細胞にAQP11の発現がみられ、免疫染色でも細胞内に陽性反応が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
AQP11ノックアウトマウスでは腎臓に嚢胞を多数形成し、死に至ることからAQP11は腎臓で重要なはたらきをしていると考えられる。AQP11は腎臓以外に、例えば精巣にも発現している。そこでマウス精巣のAQP11を特異的に破壊して、精巣での役割を明らかにしようと試みたが、作製したマウスでは遺伝子の破壊次期が遅かったために、AQP11が破壊しきれなかった。より早い時期にAQP11遺伝子を破壊できるマウスを作製する必要があることがわかった。また、腎臓、精巣以外に小腸上皮細胞にもAQP11が発現することを明らかにできたので、今後遺伝子破壊などによって小腸でのAQP11の機能を解析することができる。
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