研究課題/領域番号 |
18K06821
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48010:解剖学関連
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研究機関 | 順天堂大学 (2021-2022) 東京医科歯科大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
武智 正樹 順天堂大学, 医学部, 准教授 (10455355)
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研究分担者 |
要 匡 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, ゲノム医療研究部, 部長 (40264288)
井関 祥子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (80251544)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | Nager症候群 / スプライシング / スプライソソーム / Sf3b4 / Sf3b1 / Pladienolide-B / Pladienolide B / スプライソソーム症 / スプライシング因子 / 疾患モデルマウス / 先天性疾患 / 頭蓋顎顔面 / 神経堤細胞 |
研究成果の概要 |
CRISPR-Cas9システムを用いてSf3b4のノックアウトマウスを作出した。ホモ欠失マウスは胎生致死であったが、ヘテロ欠失マウスは野生型マウスと同様に出生し繁殖も可能であった。ヘテロ欠失マウスの胚発生を調べた結果、Sf3b4が中軸骨格の前後方向の形態パターニングと前脳の形態形成に関与することを明らかにした。また、Sf3b4の共役因子Sf3b1について特異的阻害剤を用いて人為的に機能低下を作り出し、これらのスプライシング因子の頭部形態形成における役割を推察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
頭蓋顎顔面の先天的形態異常は心疾患に次いで高頻度で認められるが、その原因については不明な点が多い。Nager症候群は近年新たに報告された先天性疾患であり、原因遺伝子であるSf3b4の分子機能は不明であった。本研究では疾患モデルマウスを作出、解析することでSf3b4の機能の一端を明らかにし、原著論文として報告することができた。これらの結果は、Nager症候群の治療法や予防法の確立に大きく貢献するものである。
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