研究課題/領域番号 |
18K06831
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48010:解剖学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
荒木 伸一 香川大学, 医学部, 教授 (10202748)
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研究分担者 |
江上 洋平 香川大学, 医学部, 講師 (80432780)
川合 克久 香川大学, 医学部, 助教 (80534510)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | エンドサイトーシス / 膜輸送 / Rabタンパク質 / マクロパイノサイトーシス / ライブセルイメージング / 光遺伝学 / マクロピノサイトーシス / PI3キナーゼ / 細胞内輸送 |
研究成果の概要 |
我々は、マクロファージのマクロパイノサイトーシス経路の初期過程でRab10陽性の管状構造が派生することを見出し、この構造が新たなエンドサイトーシス経路であることを提唱した。さらにこのRab10陽性管状構造の微小管依存性、Rac1やPI3Kによる制御、EHBP1などRab10下流分子との関連をライブセルイメージングで明らかにした。この経路は、PI3K阻害時に液相性マクロパイノゾームから分岐し管状エンドゾームによる膜輸送へと切り替えられ、ゴルジ域の中心へと運ばれる。免疫チェックポイント分子として着目されるPD-L1は高濃度にRab10陽性管状エンドゾームに取り込まれ、輸送されることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によってマクロパイノサイトーシス経路から派生する新たなエンドサイトーシス経路としてRab10陽性管状エンドゾームの存在が確立され、その形成・制御の分子基盤や機能の一部が解明された.この経路は、通常のエンドサイトーシス経路と異なりリソゾームによる分解を受けないという特徴があり、機能的には、免疫チェックポイント療法の標的分子として知られるPD-L1の細胞内輸送経路として働いている可能性が高い。これらのことから、この経路の分子メカニズムを理解し制御することが可能になれば、がん免疫療法の改善・応用にもつながると期待される。
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