研究課題/領域番号 |
18K06832
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48010:解剖学関連
|
研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
原口 竜摩 愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (00423690)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 成長版 / 組織系譜解析 / ヘッジホッグシグナル / 造血ニッチ / 骨髄 / Hhシグナル / 成長板 / 骨髄ニッチ / 造血幹細胞 / ヘッジホッグ / 遺伝子改変マウス |
研究成果の概要 |
血液の主たる供給源となる造血幹細胞は、骨髄間質の造血幹細胞ニッチにより支持される。それを構成する細胞成分、分子特性及びニッチ機能を担保する分子が同定される一方で、造血ニッチの発生そのものに焦点を当てた研究は大きく立ち遅れている。本研究では、Genetic Lineage Tracing 法を用いて成長板軟骨からの作用を受けた特定の細胞系列を可視化・追跡・単離し、それらが造血に資する造血幹細胞ニッチを構成する細胞系列に特化することを、分子特性および細胞機能の両面において実験的に証明する。その研究成果により、骨髄に存在する造血幹細胞ニッチの発生プロセスの全容解明に向けた基盤確立を試みる
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨髄は、白血病、多発性骨髄腫、再生不良性貧血などの難治性造血器疾患の罹患臓器であるが、これまで造血幹細胞を含む血液細胞を主体とした研究がなされてきた。しかし、近年の造血幹細胞を支持する非血液細胞(ニッチ)の同定により、造血器疾患における造血ニッチの関与が注目され始めている。本研究の遂行により得られた成果は、未だに未知の難治性造血器疾患の発症機序解明や造血ニッチを標的とする新しい視点からの治療法確立などに貢献する可能性があり、学術のみならず社会への波及効果も強く期待される。
|