研究課題/領域番号 |
18K06834
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48010:解剖学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
若山 友彦 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (70305100)
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研究分担者 |
玉井 郁巳 金沢大学, 薬学系, 教授 (20155237)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 精子形成 / 細胞接着分子 / ミトコンドリア / 鞭毛形成 / 免疫沈降 / 質量分析 / 細胞小器官 / 形態形成 / 細胞小器官の配置 |
研究成果の概要 |
精子の核は頭部にあり、尾部にはミトコンドリアと鞭毛が配置される。細胞接着分子CADM1は、尾側の細胞膜に発現し、その遺伝子欠損マウスは、ミトコンドリアの配置と鞭毛形成に異常を生じ、受精できない。本研究では、CADM1とBSPRY、MPP6、Iba-1、SEPTEX-1との相互作用を検討した。その結果、CADM1と相互作用するのはMrapとTex22だけだった。しかし、MrapとTex22のノックアウトマウスは不妊を示さない。これらの結果から、細胞接着分子CADM1が存在することが重要で、ミトコンドリアの再配置や鞭毛形成が進行することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精子形成では、造精幹細胞を含む精祖細胞が増殖・分化をして次世代に遺伝情報を伝える精子が形成される。精子は、頭部に先体や核があり、ミトコンドリアを有する鞭毛を尾部にもつ高度に分化した細胞である。細胞接着分子CADM1のノックアウトマウスでは、ミトコンドリアの配置異常を伴う鞭毛形成異常を生じた。このミトコンドリア配置と鞭毛形成を制御するCADM1が相互作用する分子が明らかになり、本研究の成果は、男性不妊症の原因解明に寄与する。
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