研究課題/領域番号 |
18K06879
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48020:生理学関連
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
石井 寛高 日本医科大学, 医学部, 准教授 (20445810)
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研究分担者 |
服部 裕次郎 日本医科大学, 医学部, 講師 (40528436)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | エストロゲン / エストロゲン受容体 / 生殖内分泌 / ホルモン感受性腫瘍 / 乳がん / 内分泌抵抗性 / 化学療法抵抗性 / 内分泌耐性 / 化学療法耐性 / 女性ホルモン / ホルモン感受性がん |
研究成果の概要 |
C末端欠損型エストロゲン受容体α(ESR1)アイソフォームは、従来はドミナントネガティブ体と認識されていたが、本研究における解析により、多数のC末端欠損型ESR1アイソフォームが恒常的転写活性能とエストロゲン受容体(estrogen receptor, ER)アンタゴニスト不感受性を保持すること、乳がん由来細胞への導入によってエストロゲン非依存的増殖とERアンタゴニスト耐性を誘導することを明らかにした。さらに、ESR1アイソフォームの構造に依存した機能獲得機構を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
乳がんや子宮内膜がんは、女性ホルモンであるエストロゲンに依存して増殖を行うエストロゲン感受性腫瘍である。内因性エストロゲン産生を抑制する内分泌療法や芳香化酵素(エストロゲン合成酵素)阻害剤・エストロゲン受容体(estrogen receptor, ER)アンタゴニストを用いてER活性化を阻害する化学療法が有効であるが、長期にわたる内分泌・化学療法の過程でエストロゲン感受性腫瘍は内分泌・化学療法に対する抵抗性を獲得し、悪性化する。本研究ではC末端欠損型ESR1アイソフォームがこの内分泌・化学療法抵抗性獲得に関与することを発見し、内分泌・化学療法抵抗性獲得の分子機構の一端を明らかにした。
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