研究課題/領域番号 |
18K06911
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48040:医化学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
白壁 恭子 立命館大学, 生命科学部, 教授 (00345315)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 細胞外領域シェディング / 選択的スプライシング / 接着分子 / 酸性アミノ酸 / ALCAM / 負電荷アミノ酸 / Unc5b / シェディング / ADAMファミリー |
研究成果の概要 |
細胞外領域シェディング(以下シェディング)は、膜タンパク質を膜近傍で切断し細胞外領域を可溶化する翻訳後修飾機構である。本研究では、膜近傍をコードする選択的エキソンの有無によりシェディング感受性が変化する接着分子ALCAMの解析を通じ、選択的エキソンがコードする酸性アミノ酸がシェディング耐性の付与に必要であることを明らかにした。さらに、酸性アミノ酸の位置ではなく数が重要であること、他の膜タンパク質に酸性アミノ酸を導入してもシェディング耐性を付与できることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、膜タンパク質のシェディング感受性が「有利な条件の存在」ではなく「不利な条件の不在」によって規定されることが示唆された。この知見は、これまで明らかにされていなかったシェディングの特異性決定機構の理解を大きく進めるものである。またシェディングは炎症性疾患・がん・神経変性疾患などの発症に関わることが知られており、シェディングに不利な条件(=酸性アミノ酸)の発見はこれらの疾患の治療方法の開発に繋がる可能性がある。
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