研究課題/領域番号 |
18K06919
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48040:医化学関連
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
高橋 巌 岩手医科大学, 薬学部, 助教 (20552912)
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研究分担者 |
山田 修平 名城大学, 薬学部, 教授 (70240017)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ヘパラン硫酸プロテオグリカン / コアタンパク質Syndecan-4 / インスリン分泌 / 膵β細胞 / 糖尿病 / コアタンパク質シンデカン4 / シンデカン4 / ヘパラン硫酸 |
研究成果の概要 |
シンデカン4(SDC4)はヘパラン硫酸プロテオグリカンを構成するコアタンパク質の1つであり、培養細胞実験系ではブドウ糖刺激インスリン分泌(GIS)への関与が報告されている。SDC4ノックアウト(KO)マウスを用いてGIS機能を解析したところ、C57BL/6J(B6)系統SDC4KOマウスはGIS障害を呈したが、ICR系統では異常は認められなかった。ストレプトゾトシンによる緩徐進行型糖尿病を発症させたICR系統SDC4KOマウスでは、対照群に比し随時血糖値の著しい増加と随時インスリン値の減少が確認された。系統間に差はあるもののマウス生体内でもSDC4がGIS機能に関与することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵β細胞におけるインスリン分泌機能にシンデカン4(SDC4)が関与することが、マウス培養細胞実験系のみならずマウス生体内でも明らかとなった。SDC4ノックアウトマウスを用いた研究報告は複数あるが、インスリン分泌機能を詳細に解析した報告は本研究報告が初めてである。本研究により、SDC4が糖尿病の病態解明や治療のための新しい標的分子となる可能性が高まった。
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