研究課題/領域番号 |
18K06933
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48040:医化学関連
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研究機関 | 株式会社膠原病研究所 |
研究代表者 |
積山 賢 株式会社膠原病研究所, 研究部, 主任研究員 (20514607)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 全身性エリテマトーデス(SLE) / 小胞体ストレス / CD4 T細胞 / 全身性エリテマトーデス |
研究成果の概要 |
全身性エリテマトーデス(SLE)を発症させる病原性T細胞の生成や病態形成における小胞体ストレス応答の関与について検討した。その結果、SLEの発症時において、病原性CD4 T細胞では一部の小胞体ストレス応答経路が特異的に活性化していた。またこの病原性T細胞では、Wntシグナル伝達経路に関わる分子の発現に変化が見られた。病原性T細胞の生成と小胞体ストレス応答の関与をin vivoで検討するために、マウスにSLEを誘導する際に小胞体ストレス誘導剤を投与すると、自己抗体の産生および組織傷害が亢進した。以上より、小胞体ストレス応答により変調したT細胞がSLEの病態形成を促進させることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、難病であるSLEの発症機序の一端を明らかにすることができた。この中で、細胞の恒常性を維持する機構である小胞体ストレス応答がT細胞の変調を引き起こし、SLEの病態形成に関与することを示した。これにより、小胞体ストレス応答関連分子を標的としたSLEの治療の可能性を示すことができたと考える。
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