研究課題/領域番号 |
18K06935
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48040:医化学関連
|
研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
本間 好 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60192324)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | ミトコンドリア / RNA / 非コードRNA / 呼吸鎖複合体 / 活性酸素 / 非コードRNA / 脂質代謝 / 呼吸系 / マイクロRNA / ベータ酸化 / 細胞死 |
研究成果の概要 |
正常C57BL/6マウスおよびその代謝性疾患モデル(C57BL/6-ob-、C57BL/6-db-、C57BL/6-NASH)の肝細胞精製ミトコンドリア標品に存在するncRNAをRNA-seq法にて網羅的に解析し、結果をGEOデータベースに登録した。RNAの内訳はmRNA(断片を含む)が92.5%、lncRNAが3.2%であった。未同定RNAが330種あった。Fish法にてmalat1やlncRNAが核およびミトコンドリアマトリックスに存在することを示す予備結果が得られた。ヒトHEK293細胞を用いて、呼吸鎖II複合体やβ酸化複合体に含まれるlncRNAを同定した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最近、RNAの細胞内の動きや新しい機能について新しい発見が相次いでいる。核内遺伝子の調節に関与するRNAの報告は膨大に存在するが、ミトコンドリアに関する記述は全く無く、データベースも存在しない。今回、マウスモデルの肝ミトコンドリアに含まれるRNA情報を網羅的に解析し、データベースに登録したことで、将来、この分野の研究におおきく貢献できる。また、RNAを用いてミトコンドリア機能を回復させることも現実的と考えられ、代謝疾患の新しい治療法の開拓に道を拓く可能性を包含する。
|