研究課題/領域番号 |
18K06955
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49010:病態医化学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
堀 一也 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (50749059)
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研究分担者 |
青木 耕史 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (40402862)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 大腸癌 / CDX1 / CDX2 / 癌幹細胞 / LGR5 / 腫瘍学 |
研究成果の概要 |
本研究では、腸上皮細胞の発生や分化に重要な役割を担うホメオボックス転写因子CDX1とCDX2による、大腸癌悪性化の抑制機序を解析した。その結果、CDX1やCDX2が、大腸癌の腫瘍幹細胞性を抑制していることが分かった。また、その機序として、ヒストンのアセチル化などの化学修飾などを介したエピジェネティックな遺伝子発現制御とは異なる機構により、CDX1やCDX2が、大腸癌の腫瘍幹細胞性に関わる遺伝子の発現を抑制していることが分かった。これらの結果から、CDX1やCDX2は、典型的なエピジェネティックな遺伝子発現制御機構とは異なる機構により、大腸癌の悪性化や腫瘍幹細胞性を抑制していると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、腸管の上皮細胞の恒常性の維持に重要な役割を担うCDX1やCDX2が、大腸癌の悪性化や腫瘍幹細胞性を抑制することを見出した。また、その機構として、CDX1やCDX2が、典型的なエピジェネティックな遺伝子発現制御とは異なる機構により、大腸癌の腫瘍幹細胞性に関わる遺伝子の発現を制御していることを見出した。すなわち、従来の研究からは分からなかった、新たな大腸癌の悪性化や腫瘍幹細胞性の制御機構が解明できる可能性があり、新たな治療標的の同定などが期待できる。
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