研究課題/領域番号 |
18K06964
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49010:病態医化学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
川口 真紀子 宮崎大学, 医学部, 助教 (90405598)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | HAI-2 / matriptase / prostasin / EpCAM / SPINT2 / tufting enteropathyy / SPINT-2 / 膜結合型セリンプロテアーゼ / 腸管上皮 |
研究成果の概要 |
HAI-2 コンディショナルKOマウスを作製したところ、先天性ナトリウム下痢症と類似した表現型を呈した。HAI-2欠損オルガノイドではEpcamの分解とClaudin-7の不安定化がみられ、この現象は、HAI-2の標的プロテアーゼであるprostasinの同時欠損あるいはmatriptaseの特異的低分子阻害剤添加で回避できた。一方で、マウスを用いた生体における検討では、prostasinを同時に欠損してもHAI-2 KOマウスの致死性を回避することはできず、生体内ではmatriptaseがprostasinを介さずに活性化される可能性も示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、HAI-2コンディショナルKOマウスを作製し、HAI-2をコードするSPINT2遺伝子の変異が原因であるヒトの先天性ナトリウム下痢症と類似の表現型を呈することを明らかにした。また、HAI-2 KOマウスやマウスから樹立したHAI-2欠損オルガノイドは、この疾患の病態の解明や新たな治療法開発やスクリーニングのツールとしても有用であることを示した。
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