研究課題/領域番号 |
18K06972
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49010:病態医化学関連
|
研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
藤田 英俊 東京医科大学, 医学部, 講師 (90571802)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | ウォルフラム症候群 / シノビオリン / 小胞体ストレス / β細胞 / インスリン分泌 / β 細胞 / インスリン / 糖尿病 |
研究成果の概要 |
Wolfram 症候群 (ウォルフラム症候群)は、遺伝性の一型糖尿病であり、その原因遺伝子は、Wolfram syndrome 1 (WFS1) である。WFS1 遺伝子欠失マウスモデルの研究から、糖尿病発症には、タンパク質分解に重要な E3 ユビキチンリガーゼであるシノビオリンの発現の減弱が重要であることが報告された。しかしながら、シノビオリンの発現の減弱による病態発症の分子機序についてはいまだ不明である。本研究では、膵臓の β 細胞特異的なシノビオリンノックアウトマウスを作製・解析し、シノビオリンの欠失によりインスリン分泌異常が生じること、および、その分子メカニズムの一端を解明した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Wolfram 症候群 (ウォルフラム症候群)は、常染色体劣性遺伝性疾患であり、日本における患者数はおよそ200人である。代表的な遺伝性の一型糖尿病であり、いまだその根本的な治療法が確立していない疾患でもある。本研究では、シノビオリンの欠失により、インスリン分泌異常が生じることが認められ、かつ、その下流のシグナルの一端を同定した。これらの結果は、これまで報告されていない新規のインスリン分泌制御機構の発見のみならず、同定した下流のシグナル経路が新たなる治療標的になる可能性が考えられる。
|