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卵巣未熟奇形腫の分子遺伝学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 18K06990
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関九州大学

研究代表者

大石 善丈  九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (60444824)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード未熟奇形腫 / *未熟奇形腫 / LIN28A
研究成果の概要

卵巣未熟奇形腫は若年者の卵巣に発生する悪性腫瘍である。胎芽期神経外胚葉成分が悪性度を規定する。しかし未熟奇形腫の遺伝子異常は明らかでない。一方で、この胎芽期神経外胚葉成分への分化を主体とする小児脳腫瘍の遺伝子異常として19q13.42増幅がすでに明らかにされている。我々は未熟奇形腫の神経外胚葉成分にその異常が認められるかどうかを明らかにしたいと考え、30症例で検討した。FISHによる解析結果は全30例で19q13.42の増幅なしであった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

卵巣未熟奇形腫は若年者の卵巣に発生する胚細胞性腫瘍に属する悪性腫瘍である。奇形腫成分である胎芽期の神経外胚葉成分が悪性度を規定し、転移再発をきたす。しかし未熟奇形腫の腫瘍発生に関わる遺伝子異常は明らかになっていない。一方で、この胎芽期の神経外胚葉成分への分化を主体とする小児脳腫瘍である多層性ロゼットを形成する胎芽性腫瘍は、その遺伝子異常の詳細な情報がすでに明らかにされている。我々はこれらの小児脳腫瘍ですでに明らかとなった遺伝子異常である19q13.42増幅が、未熟奇形腫の神経外胚葉成分に認められないことを明らかにした。小児脳腫瘍と比較する文脈で、卵巣未熟奇形腫の分子異常の一端を明らかにした。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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