研究課題/領域番号 |
18K06991
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
大西 紘二 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特任准教授 (40613378)
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研究分担者 |
菰原 義弘 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (40449921)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | がん免疫 / リンパ節 / マクロファージ / CD169 / がん免疫モニタリング / 免疫モニタリング / バイオマーカー / CCL8 / CXCL10 / 免疫診断 |
研究成果の概要 |
本研究はがん免疫療法の効果予測のために新たな免疫モニタリング法の開発を目指したものである。私達は膵臓癌、胃癌、舌癌患者においてもCD169陽性リンパ節マクロファージが多い症例であるほど、術後の生存率が高いことを明らかにした。私達は以前の研究で大腸癌や悪性黒色腫、子宮体癌などでも同様の結果を示しているので、CD169陽性リンパ節マクロファージは様々な癌種のがん患者における予後マーカーとして有用であると考えられる。CD169陽性マクロファージが特異的に産生する液性因子を網羅的に解析した結果、CCL8やCXCL10など複数の分子を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
がん免疫療法は従来の手術治療や放射線・化学療法を凌駕する可能性がある新しい治療戦略であるが、劇的な治療効果を示す症例がある一方で、殆ど効果を示さない症例までその治療効果に大きな個人差が生じやすい点が問題である。そのため、治療前にがん免疫療法の効果予測が可能な免疫モニタリング法の開発が重要である。本研究では、新しい免疫モニタリング法の1つとして、リンパ節のCD169陽性マクロファージに着眼した方法を提示したことは画期的であり、今後の研究の進展により、簡便で広く応用可能ながん免疫モニタリング法の開発につなげることが可能である。
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