研究課題/領域番号 |
18K06995
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 東北医科薬科大学 |
研究代表者 |
端 秀子 東北医科薬科大学, 医学部, 助教 (90466532)
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研究分担者 |
中村 保宏 東北医科薬科大学, 医学部, 教授 (80396499)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 前立腺癌 / GR / SGK1 / NDRG1 / primary tumor (pT) stage / PER1 / GRβ / グルココルチコイド受容体 / デキサメタゾン / ステロイドホルモン |
研究成果の概要 |
前立腺癌においてグルココルチコイド受容体(GR)の発現が報告されており、GRは癌の増殖や進展に関与している可能性が示唆されている。前立腺癌におけるGRとその関連因子であるGRβ、SGK1、NDRG1について免疫組織化学的に検討し、臨床病理学的因子との関係の解析を行った。GRとNDRG1はpTステージと逆相関し、GRとKi67スコアは相関した。また、GRとNDRG1は相関した。一方、GRβとSGK1は有意な関連性が認められなかった。以上のことから、GRおよびNDRG1の発現状況は前立腺癌患者の臨床病理学的特徴と相関していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GRは癌の増殖や進展に関与している可能性が示唆されているが、臓器によって影響が異なる報告がなされており、前立腺癌においても十分に解明されていない。本研究では、GRとその関連因子の発現状況を検討した。GRおよびNDRG1は癌の初期に高発現し、癌抑制に働いており、発現が低下すると癌の進展が抑制されなくなることが示唆された。これらの発現状況を検討することで前立腺癌患者の予後予測に寄与する可能性を示した。
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