研究課題/領域番号 |
18K07006
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 埼玉県立小児医療センター (臨床研究部) |
研究代表者 |
中澤 温子 埼玉県立小児医療センター (臨床研究部), 臨床研究部, 部長 (90227736)
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研究分担者 |
大島 孝一 久留米大学, 医学部, 教授 (50203766)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 小児リンパ腫 / 末梢性T細胞リンパ腫 / 遺伝子変異 / T-cell lymphoma / children / pathology / T-cel lymphoma / 腫瘍免疫 / リンパ腫 / 小児 |
研究成果の概要 |
未分化大細胞型リンパ腫を除く、小児EBER陰性末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)は9/1875例(0.5%)で、CD8陽性6例、CD4, CD8共に陽性1例、共に陰性2例、細胞障害分子は7例で陽性であった。ケモカインレセプターの発現パターンも検討した症例では予後良好のCCR3であった。TNS1, ZFHX3,TET2, NCOA2遺伝子変異を認めたが、p53, VAV1遺伝子の異常は認めなかった。JAK-STAT pathway関連遺伝子の変異は稀であった。これらの結果から、小児のEBER陰性PTCLは成人とは異なる遺伝子背景を持つ可能性が高く、非常に予後が良い理由の一つと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非常にまれな小児のEBER陰性末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)についての研究で、成人とは異なる遺伝子背景、免疫微小環境を有することが示唆された。予後予測や治療の選択に関係するデータが得られた。
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