研究課題
基盤研究(C)
胃・大腸癌スフェロイドを形成した状態で発現上昇している遺伝子としてQPRT、CST2、ANKRD45、ZWINT、FAM111Bを同定した。外科的に切除された大腸癌を材料にZWINTとFAM111Bの発現を免疫染色で検討した結果、ZWINTは52%、FAM111Bは45%の症例で陽性であった。蛍光二重免疫染色で解析した結果、幹細胞マーカーであるKIFC1陽性腫瘍細胞はZWINTも陽性である傾向にあった。KIFC1陽性腫瘍細胞はFAM111Bも陽性である傾向にあった。以上の結果から、ZWINT、FAM111B遺伝子はいずれも癌幹細胞に重要な役割を担っている可能性が高く、新規治療標的となりえる。
ZWINTは47%の大腸癌で高発現しおり、高発現例は有意に予後不良であったことから、大腸癌の予後予測マーカーとして有用である。さらにZWINTは癌幹細胞のマーカーであるKIFC1陽性細胞において発現していたことから、幹細胞において重要な役割を果たしている可能性もあり、治療標的としても期待される。
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