研究課題/領域番号 |
18K07021
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
藤井 智美 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (50623477)
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研究分担者 |
大林 千穂 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (90223940)
島田 啓司 奈良県立医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90336850)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 膀胱癌 / マイクロRNA / 分子マーカー / NACC1 / Urothelial carcinoma / microRNA / miRNA |
研究成果の概要 |
膀胱癌は初期段階では自覚症状に乏しく、肉眼的血尿や排尿障害が出現する頃には進行癌のことが多い。従って膀胱癌においては進行癌に対する予後予測を含めた診断および治療の分子生物学的開発が求められる。NACC1はmiR-331-3pの標的分子で、miR-331-3pがNACC1の発現を抑制し、膀胱癌細胞の増殖を調節する。本研究課題において、1) NACC1の機能を細胞増殖における役割について分子レベルでの膀胱癌におけるNACC1の位置付けを明らかにし、2)尿路上皮癌組織を用いてバイオマーカーとしてのNACC1の発現が膀胱癌の形態学的特徴にどのような影響をもたらすのかを検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膀胱癌における分子診断や分子標的療法への応用としてmiRNAを含めた種々の分子が検討されてきているが、実用化されている分子は未だに存在していない。 また、膀胱癌では分子標的療法の開発が難しい理由として、癌細胞の分化や化性による細胞の変化が著しいことが挙げられる。そこで、膀胱癌細胞の分化に寄与するmiRNAを見出し、幹細胞マーカーの発現も含めて膀胱癌の性質について明らかにしつつあることは膀胱癌の新しい悪性度や予後予測判定に有効な分子マーカーとしての可能性を有していると考える。
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