研究課題/領域番号 |
18K07023
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
上杉 憲幸 岩手医科大学, 医学部, 講師 (10291618)
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研究分担者 |
菅井 有 岩手医科大学, 医学部, 教授 (20187628)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 胃癌 / 乳頭状腺癌 / 分子解析 / 免疫組織化学 / 胃乳頭状腺癌 / 分子病理 |
研究成果の概要 |
乳頭状腺癌の臨床病理学的および分子病理学的特徴を明らかにするため、臨床病理学的検討、免疫組織化学染色および各種分子解析(LOH (low of heterogeneity)解析、DNAメチル化、MSI (microsatellite instability) 解析)を行った。乳頭状腺癌では管状腺癌と比較して、低分化型腺癌、粘液癌および微小乳頭状腺癌成分が多くみられた。階層的クラスター解析による乳頭状腺癌と管状腺癌を層別化は困難であった。乳頭状腺癌の一部ではMSIと密接な関連があることが示唆されたが、MSIは乳頭状腺癌の腫瘍発生において、大きな役割を担っていないことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般的に癌におけ る分子病理学的異常の差異は癌の生物学的病態と関連することから、癌の分子異常の確立は患者の治療を決定する上でも重要である。胃乳頭部癌は通常型胃癌と比較して、臨床病理学的および分子病理学的特徴が異なる可能性がある。胃乳頭状腺癌の臨床病理学的、分子病理学的特徴を確立することで、同腫瘍に罹患した患者さんの治療方針や取扱いに有用な知見が得られる可能性が示唆された。
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