研究課題/領域番号 |
18K07041
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49030:実験病理学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
久木山 清貴 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (00225129)
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研究分担者 |
中村 和人 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (30456488)
渡辺 一広 山梨大学, 大学院総合研究部, 臨床助教 (50535549)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 炎症 / 心血管病 / phospholipase A2 受容体 / バイオマーカー / 受容体 |
研究成果の概要 |
Group V secretory phospholipase A2 (sPLA2)が大動脈解離・破裂およびマクロファージにおけるacetyl LDLのエンドサイトーシスに関与していることを見出した。さらに、sPLA2受容体が自己免疫性心筋炎の発症に関与していること、soluble type sPLA2受容体がcollagen-I刺激性の細胞遊走を抑制することを明らかにした。ヒトsoluble type PLA2受容体の血中濃度測定用の独自のELISAキットを開発した。本キットを用いて、soluble type PLA2受容体血中濃度が心不全の独立したバイオマーカーであることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PLA2受容体を標的とする薬剤は線維化・リモデリングを制御することでこれらの疾患の治療薬となることが期待される。さらに可溶型PLA2受容体血中濃度が心血管病の新たなバイオマーカーとなることが期待される。炎症後の急性期線維化による組織修復と慢性期の線維化による臓器リモデリングは、心血管病のみならず他臓器疾患にも広く関与しており、本研究によって得られる知見を他臓器疾患にも応用できる。
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